自転車

ミュンヘンには「イーザル川」と呼ばれる川が北東部よりそのまま南に向いて流れている。その川は「エングリッシャーガルテン（英国庭園）」の中を通ってオーストリア国境まで続いている。その川沿いの道は自転車やジョギングする人たちがよく利用する。夏になると自転車は移動手段としてかなり利用されるようだ。なぜなら乾燥した空気の中、風を切って走ることはとても爽快だからである。特に川沿いは大きな樹が木陰を作り、川のせせらぎを聞きながら走っていると本当に気持ちがいい。
「イーザル川」の河畔では比較的お年をめいた男女が日光浴をしていることがある。全裸である。ドイツでは湖のほとりで寝そべっている若い女性の中にはトップレスの人もいるが、さすがに全裸は目のやりどころに困る。ドイツ人の友人にも聞いてみたが、若者は全裸まではなかなかしないそうだ。日光浴は日照時間の少ないドイツでは脚気の予防にもよいとされ、夏の終わりを惜しむようにぽかぽか陽気の中をくつろいでいた。

また、自転車は電車に乗せることもできる。夏になると自転車を乗せてホームを移動する人をよく見かける。

ドイツの自転車はマウンテンバイクの他、シティバイクも多い。シティバイクの中には後ろ漕ぎするとブレーキのかかるものもあり、慣れないと転んだりする。私も助走をつけて自転車に乗ろうとしたら見事にブレーキがかかって転んでしまった。さらに、ドイツ人は自転車のサドルの位置を非常に高くする。もともと背の高い人が多いドイツでは当然のことのようであるが、私の自転車と比べ、10cmほど高くなっている。ひょっとするとただ自分の足が短かいだけなのかも。。。ショボン。